2018.05.26 ~「戦争国家の具体化」を許さない~ 琉球弧自衛隊配備NO!5.26アクション

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~「戦争国家の具体化」を許さない~

琉球自衛隊配備NO!5.26アクション

5月26日 (土) 16時 永田町首相官邸前にて

呼びかけ:琉球自衛隊配備反対アクション

https://twitter.com/nobase_ryukyuko

 

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琉球弧=沖縄-南西諸島への自衛隊配備を巡る現状は、めまぐるしく移り変わっています。

しかし「本土」において、自衛隊配備の問題にどれだけ追従し、そして取り上げることが出来ているでしょうか?

 

与那国島では2016年3月末の沿岸警備隊配備から早2年。

奄美大島では森を大きく切り開き自然を破壊する中で行われている基地建設。

宮古島では正式な受け入れ表明なく進む基地建設。

石垣島でもついに配備に向けた動きが開始。

 

この現状に、「本土」の私たちも危機感を持ち、「沖縄戦を繰り返させない」「沖縄・南西諸島を戦争の最前線基地にさせない」という

行動をしていく必要があるのではないでしょうか。

 

辺野古新基地」と異なり、自衛隊配備の問題はたしかに地元からの「声」が「本土」まで届きにくい現状があります。

しかし、地元からの声が届くまで私たちはそのままでいるのでしょうか?

「本土」の側からそうした小さな声を吸い上げていく、そういう行動をしていくべきではないでしょうか。

 

「島を孤立化させない」

そうした声を、「本土」から一緒に上げていきませんか。

是非とも、ご参加をお願いします。

 

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奄美空港へのオスプレイ緊急着陸

つい先日となる4月25日、奄美空港オスプレイが「緊急着陸」する事件がありました。

機体の点検後は短時間で離陸し、事故などもありませんでしたが、しかしなぜ奄美付近を

飛行していたのかについての説明はなかったとのことです。

 

奄美では、2017年6月にもオスプレイ緊急着陸しています。

もともと奄美空港への米軍機の着陸回数は2016年において28回と、かなりの回数に上っています。

 

また、2016年12月の名護沖でオスプレイが「不時着水」しましたが、その際の飛行訓練ルートに

奄美大島上空が含まれていたという情報も出ています。

 

さらには奄美大島への自衛隊配備と佐賀空港へのオスプレイ配備により、米軍だけではなく自衛隊オスプレイ

飛来する可能性が懸念されます。

 

■住民の権利を否定した裁判所による奄美陸自駐屯地建設差し止めの仮処分「却下」決定

去る4月28日、奄美陸自駐屯地建設において、建設差し止めを求める仮処分に対して、裁判所は

「却下」の決定を下しました。

 

住民側は「有事の際に標的となる危険性が高まり、平和的生存権が侵害される」と訴えていましたが、

裁判所は平和的生存権、環境権とも「憲法や実体法上の根拠がない」として具体的な権利を認めず、

また「駐屯地の建設で他国から攻撃される危険は切迫しない」と住民側の主張を全否定しています。

 

さらには「国側が安全の根拠とする法的な基準は合理的」などと国側の主張を丸呑みするような内容であり、

裁判所が国の暴挙にお墨付きを与えるような内容であり、不当決定であると言わざるを得ません。

 

石垣島への自衛隊配備に向けた入札の公告へ

最近まで具体的な動きの見えなかった石垣島ですが、基地賛成派の現職が今年3月の市長選で勝利したこともあり、

4月27日に防衛省石垣島への自衛隊配備に向けた入札公告を行うという報道がありました。

 

この件について、配備に反対する団体から「市民の理解も得られず、市長や市議会の正式受け入れも示されない、

地元合意のない中での予算執行であり、地方自治を踏みにじる暴挙」とコメントが出されています。

 

住民の頭ごなしに決められ、また住民はもとより市長や市議会からも正式な受け入れもない中での防衛省による暴挙は、

断じて許されるものではありません。

 

宮古島の野原・千代田での陸自配備反対決議「撤回」

宮古島の千代田カントリークラブで進む陸上自衛隊基地建設について、

野原地区では2016年3月に、千代田地区では2017年3月に「配備反対」の決議を

可決しています。

 

しかし、つい先日の2018年4月に、反対決議がある中でも工事がある現状を踏まえ、

一度可決した「配備反対」決議を取り下げ「条件付きで容認」するとしました。

 

これについて、野原の方は

「看板やのぼりを設置して反対運動に真剣に取り組み、阻止しようと取り組んできたが、11月には(駐屯地が)着工して形もできてきた」

「地元の方の動きも弱くなってきたところがある。できない方がいいが、このまま部落がすたれていくのを見るのも寂しい」

とし、千代田の方は

「これだけ工事が進められていれば、仕方がないと思う。自衛隊が来る以上、部落発展のために協力、貢献してほしい」

と述べています。

 

このコメントから、「基地建設は反対だが、地域の将来のため反対を続けるよりも受け入れて補償を受け入れたほうがいい」という、

苦渋の決断であることがうかがえます。

 

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